【有楽町/カフェ】Stone(ストーン)(2016/1/17)

  このカフェが気に入っている。めちゃくちゃオシャレという訳ではない。美人の店員さんがいる訳でもない(店員さんはオバちゃん)。 JR有楽町駅前、徒歩2分程度という立地にもかかわらず、この「イケているのか、イケていないのか」よく分からない雰囲気が気に入っている。 本日は、有楽町のStoneというカフェに来た。 ■一昔前の喫茶店 少し時代を感じるカフェ、いやカフェというより喫茶店という言葉が似合う店。有楽町駅に近い立地の良さにもかかわらず、この雰囲気。客層がまさにそれを物語っている。 少しくたびれた、ずれた感じの若者カップル。不思議な仲の良さを見せつける。50~60台の男女5~6名程度のグループ。何の集まりなのだろうか?大人の文化サークル的な集まりであり、なにやら会話に花が咲いている。日曜日であるのにスーツで決めた男二人組。一仕事終えた後であろうか。 そう、Stoneは普通のオシャレな若者が好む店ではない。しかし、私はこのザ・喫茶店的な店の雰囲気が好きだ。 ■作業場にはならないが読書はできる Stoneの店内は薄暗い。そしてテーブルが狭い。そのためノートに文章を書くこともままならない。電源も配備されておらず、ノートPCで長時間作業をするのにも適していない。そう、作業場としては適していないカフェなのである。 それでも、何とも言えないこの雰囲気を楽しむために、読書をしにしばしばこのカフェに通う。読書をしつつ、このカフェで店全体の様子を楽しむ。こう…

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【河合隼雄、立花隆、谷川俊太郎/書籍】読む力 聞く力(岩波書店、2016/1/15読了)

本書は、絵本・児童文学研究センター主催第10回文化セミナー「読む 聞く」(2005年11月20日)の記録であり、それを文庫本化した書籍です。 著名な3名、臨床心理学者の河合隼雄氏(故人)、ノンフィクション作家の立花隆氏、詩人の谷川俊太郎氏による講演、パネルディスカッションをまとめたもの。 今回は、この2005年開催のセミナー、その中でも特に、立花氏が講演の中で人工内耳を例に挙げて話している部分に注目しました。昨今の人工知能(AI)ブームの中、今後の技術開発の方向感を考えるのに役立つ話だと思ったからです。 ■わかるということ ―立花氏の講演の中から 本書内には、立花氏の講演録がおさめられています。その中で、同氏が人工内耳を例に取り上げて説明している部分があります。 (P43)耳の中に蝸牛というカタツムリみたいな格好をした器官があって、その中に有毛細胞があります。そこに人工的な電極を入れて… しかし、同氏は、本当に音が何かを「わかる」ためには、単に音を聞いて、その音の信号を脳に届けるだけでは駄目であると説明しています。 (P48)普通われわれは音がしたとき、その音がした方をパッと向いたりします。それは音と空間の音波の伝わり方の関係が分かっているからで、生まれてからそういうものと隔絶された世界に住んでいた子供はわからないわけです。 つまり、立花氏は、音を電気信号に変えたもの、その他の器官の情報、また記憶等のすべてが全部合わさって初めて、その音に…

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