【会社員・サラリーマン/読書】中高年サラリーマンの振舞い方について:楠木新「左遷論」

 楠木新氏の「左遷論」(中公新書)を読んだ。同氏の著作はしばしば読んでいて、会社員・サラリーマンの人事に関する話には、感心したものである。  今回は「左遷」というキーワードであることもあり、刺激的な内容なのかしら?とも思いつつ読み切った。  本書の詳しい内容を知りたい方は、ぜひ、本書を読んでもらいたい。ここでは、本書の中の特定の部分から派生して、いくつか述べたい。 <目次> 1.理由不問の長期休暇は中高年だからこそ必要!? 2.中高年だからこそ、副業禁止規定を緩和することも必要!? 理由不問の長期休暇は中高年だからこそ必要!?  本書の中で、中高年(40代以上)だからこそ「理由を問わず、1年間の休暇ができ、また会社に戻れる制度があっても良いのではないか?」という意見があることを知った。  なぜ、中高年なのか?  若手社員の話であれば、1年間会社の業務を離れ、広い世界に飛び出して経験を積むことで、将来会社に大きな貢献をする優秀社員に育つために必要であろうと素直に受け取れる。実際に、米国の大学院への留学(2年間)などの制度を持つ会社などもある。  しかし中高年(40代以上)だからこそ必要ではないか、という意見が世の中にはあるとのこと。  一般に、成熟した日本社会では、バブル時代のように右肩上がりで企業が成長することは見込めない。そうした中では、企業内では会社員が40代に差し掛かるころには、昇進等ができる人材と平社員に留まる人…

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