日本食の”うま味”について知りたい時に読みたい本。「だしの神秘」伏木亨(朝日新書)

 日本人ならば、味噌汁をはじめとした汁物を頂いたときに、「おいしいなぁ」と深く実感する人も多い。しかし、実のところ、そのうま味についてよくよく知っている人はあまりいないのではないか。  料理人や料理評論家ならいざ知らず、普通の日本人は、意外にも「うま味」そして、その材料となる「だし」について、あまり知らないのではないか。言葉としては、「うま味」「だし」等々というけれど、それ以上の知識は持ち合わせていないのが実態ではないか。  そう思い手に取ったのが本書、「だしの神秘」伏木亨(朝日新書)という新書です。読んでみて、日本の「だし」の背景にある様々な事柄を知ることができました。また、日本の「だし」の他に、世界の他国にはそれぞれの「だし」があることも知りました。  今回は、日本の「だし」、世界の「だし」についてご紹介。 <目次> 1.日本の「だし」は、昆布と鰹節 2.フランス料理の「だし」ブイヨンとフォン 3.等級をつける中国の「だし」 4.韓国の「だし」はクック 5.本書は他にも… 1.日本の「だし」は、昆布と鰹節  まずは日本の「だし」から紹介しましょう。現代の日本の「だし」は、干し昆布と鰹節のあわせだしが主です。それらの双方を得て、非常に特徴的な形で完成したものとなります。うま味の相乗効果を巧妙に活用した形で完成されたものと言われています。  日本では古くから昆布と鰹節が単独で主要な「だし」の材料として使われてました。し…

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ZOZOTOWNの「ツケ払い」利用者数が100万人。ツケ払いというか、その仕組みは請求書払い。前払いから請求書払い…

 株式会社スタートトゥデイが運営する「ZOZOTOWN(http://zozo.jp/)」では、注文から最大2ヶ月後に支払いができる決済サービス「ツケ払い」を実施しています。その利用者がなんと!100万人を突破したということで、同社よりニュースリリースがされました。 https://www.starttoday.jp/news/20170818-2508/  ニュースリリースでは、「ツケ払いの利用者属性」を初公開しています。  本日は、ツケ払い⇒無計画に商品を買わせる⇒謝金まみれの恐れ…のような話は置いておいて、ECサイト等の支払いに関する商習慣について思うところをまとめてみます。 <目次> 1.そもそもツケ払いとは 2.ところで、これって請求書払いのことだよね 3.個人向けECサイトで請求書払いが可能になれば、企業として購入する担当者に大いにメリット 4.ちなみに、ZOZOTOWN(ゾゾタウン)のツケ払い=請求書払いがどれほど受け入れられたか… 1.そもそもツケ払いとは  スタートトゥデイが運営すZOZOTOWN(ゾゾタウン)において決済サービス「ツケ払い」の開始は2016年11月1日からです。  同サービスは、注文から最大2カ月後に支払いができるもの。ゲストユーザを除いて、会員登録している全てのユーザが利用可能なサービスです。予約商品およびギフトラッピングサービス利用商品以外の全商品が対象になります。そして、限度額は5万4000円という…

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ソーシャルレンディングmaneoの直近120件の募集案件を見ると、ほとんどAN社またはC社が関わる案件であった

 今年の4月下旬に、「ここ数ヶ月、ソーシャルレンディングのmaneo(マネオ)を通じて投資する機会がないと考えています。」といった記事を書きました。  その理由は、 maneo(マネオ)での案件が全くないわけではなく、むしろ他のどの国内ソーシャルレンディングと比べても、組成される案件自体は多いのですが、募集される案件の融資先企業がかなり限定されているということに懸念があたったためです。  そして、その状況は8月も半ばの現在も続いている状況です。  更新記事としてこのブログを記載します。 <目次> 1.分散して投資したいと思うのは普通だと思うけど。 2.でも直近のマネオの案件募集は偏っていない? 3.なぜ、特定の会社の募集が続くのか? 1.分散して投資したいと思うのは普通だと思う。だけど…  投資といえば、リスクの最小化を考えて、異なる動きをするものに分散投資するのが大切です。大きな山を当てたいのではなく、安定して資産運用したいならば、分散投資を考えるのは当然でしょう。  そのため、多くの個人投資家においては、ソーシャルレンディングであったとしても、分散して投資したいと思うのは普通のことだと思います。  ソーシャルレンディングでは、融資先の会社名が公表されるわけではありません。しかしながら、少なくともA社、B社…などと区別はある程度できる情報はありますので、それを頼りに、できるだけ多様な融資先に分散投資したいと思うところです。 …

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東京の不動産が大暴落する!?マイホームに対する考え方を変えるべき!参考になる書籍を紹介してキーとなる将来の出来事を…

 最近、大きな本屋に行くと、多数の不動産市場の変化を予測する書籍に出会います。  どうしてこのタイミングで同じような趣旨の本が出回るのか?  世の中では、中国人等海外の方の投資マネーにより、東京等の不動産市場が高騰しているとも聞きます。そうした市場に何か別の大きな変化が起きているのでしょうか?  今回は、同様の趣旨の書籍として、下記の2つの書籍について、その中で個人的にポイントと思った部分をピックアップして紹介します。 ・マイホーム価値革命―2022年、「不動産」の常識が変わる (NHK出版新書 519) 新書 牧野 知弘(著) ・2025年東京不動産大暴落 (イースト新書) 新書 榊淳司 (著)   <目次> 1.東京都内で進む空き家の増加 2.団塊の世代が東京都内の空き家増加を加速する 3.大量の農地が、宅地へと変わる2022年 4.土地を見るときにはまずは地盤から 5.不動産を活用してお金を生み出すという考え方がこれからは不可欠 6.所感として不動産市場の変化の兆し 1.東京都内で進む空き家の増加  同書によれば、大都市部では、住宅にだれも住んでいない空き家となる予備軍が大量に発生しているという。  空き家は全国で820万戸に及ぶとされていますが、その中で最も数が多いのは実のところ「東京都」であるという。これは意外な点です。実際の数は、81万7000戸とかなり多い状況です。  さらに神奈川、埼玉、千葉といった首…

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再度の業務停止命令で、ネットがざわつく(株)みんなのクレジット

 とうとう、Yahoo!ニュースでも取り上げられる事態となった。  今年3月に関東財務局から金融商品取引法に基づく1カ月間の業務停止命令と業務改善命令を受けた(株)みんなのクレジットの話題で、ネット上はざわついている。  今度は、東京都から貸金業法に基づく業務停止処分(1カ月)と業務改善命令を受けたというのである。色々と意見があろうとは思うが、個人的な所感を記載する。 <目次> 1.みんなのクレジットの印象 2.魅力のある案件組成よりも、派手な営業戦略で投資家を獲得に違和感 3.みんクレの今後を見守りつつも、ソーシャルレンディング全般に対する信用の問題外になる 1.みんなのクレジットの印象  そもそも、同社は、2015年5月に設立されたばかりの会社であり、同年11月の貸金業の登録、実質的な業務は2016年4月と、営業を開始して1年と少しの新興企業である。  以前のブログでも記載した通り、白石伸生氏が設立した会社である。 【ソーシャルレンディング】評判やリスクを個人的にモニタリングしているサービス・各社を一覧に整理してみた。 みんなのクレジット 社名:株式会社みんなのクレジット 設立:2015年5月21日 代表者:白石 伸生 資本金:8000万円 従業員数:9名 成立ローン総額:1,038,310,000円 ※上記ブログ記事記載時の情報。  日本でソーシャルレンディングのサービス提供会社が次々と生まれていく中、派手に「…

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