【マネーフォワード/投資】ソーシャルレンディングの競合になるのか?マネーフォワードは、銀行の貸し倒れリスクを把握する手間を削減、個人事業主や中小企業への資金調達を支援。

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 2016年4月5日、マネーフォワードは「MFクラウド」を利用する個人事業主や中小企業などに向けて、金融機関からの資金調達を支援する「MFクラウドファイナンス」を発表しました。2016年夏の提供開始を目指すそうです。

 「MFクラウド」は、インストール不要でどのOSでもご利用いただけるクラウド型の会計ソフトウェアのサービスのことです。

 従来、多くの個人事業主や中小企業は、銀行等の金融機関から融資を受けるために、かなりの手間をかけて手続きしています。また、金融機関側でも、書類受付の手間や審査などをしなくてはならずそれなりに大変でした。さらには、個人事業主や中小企業は、金融機関の審査が厳しいことも多く、融資を受けられないこともしばしば聞きます。

 だからこそ、ソーシャルレンディングという、新しい融資のかたちが、個人事業主や中小企業に受けているのだと思います。また、ソーシャルレンディングを運営する会社が、資金を調達したいと考える個人事業主や中小企業を発掘し、銀行に代わり、投資家とともにリスクをとって資金を貸し出すことで、リターンを得ている。

 しかし、マネーフォワードの金融機関からの資金調達を支援する「MFクラウドファイナンス」がサービスを開始したら状況は変わると思いませんか?

 いままで、銀行から融資を得られないから、ソーシャルレンディングで資金調達をしていた優良な個人事業主や中小企業が、「MFクラウドファイナンス」で資金調達をした方が楽、となってしまうかもしれません。

 そうすると、ソーシャルレンディングでは、融資ファンドの組成が少なくなるし、そもそも難しくなる状況も出てくるかも。組成できても、「MFクラウドファイナンス」での資金調達というライバルが存在するため、金利を低くしないと融資を受けてくれなくなる恐れもあります。

 現状、ソーシャルレンディングはいろいろなものが出てきています(マネオ, クラウドリース, クラウドクレジット、クラウドバンク等々)。また銀行も「MFクラウドファイナンス」等と連携することで融資に必要な手間を削減して、これまで対象にできなかった優良な個人事業主や中小企業への融資を増やすなどするでしょう。

 個人の投資家としては、ソーシャルレンディングへ投資するうまみは、今後、少しずつ減少していくのかもしれませんね。

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