【ソーシャルレンディング/投資】投資家がうれしいサービス。投資家へのサービスとしての情報公開とソーシャルレンディング。


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 ソーシャルレンディングの認知度は、一般の人の間では、まだまだ低いのが実態です。

 なぜか?

 あらためて考えてみると、ソーシャルレンディングの仕組みや、実際のリスクとリターン(利子など収益)の関係がよくわからないからだと思います。

 また、投資であるからには、「投資対象ってどんなところ?」という疑問解消に役立つ情報がないことが、大きな理由ではないかと思っています。

 一方、株式投資の世界では、そのあたりはかなりの情報提供があります。上場企業は主要な業績データやIRレポート、事業報告書を公開していたりします。また、各企業の業種・業界の動向や見通しなども、レポーティングする会社なども多々あります。

 そう考えると、ソーシャルレンディングサービスを提供する会社の情報提供の取組が不足しているのではないか?とも思うわけです。

 なにやら、融資ファンドを組成して、投資家からお金を募っているけど、その実、どれくらい安心できるのか?貸し倒れはどの程度あるのか?などなどは、分からないことが多い。また、融資先企業や地域・国の状況も素人にはわかりません。

 そのあたり、情報提供を手厚く実施することで、多くのソーシャルレンディングサービスが立ち上がっている昨今、生き残っていくソーシャルレンディングサービスとなるのではないかと思います。

 そこで、情報提供がなされているソーシャルレンディングサービスを2つご紹介。ほかにもあるかもだけど。




<目 次>
1.マネオ(maneo)の投資家への情報提供
2.クラウドクレジット(Crowdcredit)の投資家への情報提供
3.まとめ


1.マネオ(maneo)の投資家への情報提供


 老舗のソーシャルレンディングサービスであるマネオ(maneo)では、従来から、マーケット情報として、下記の情報を公開しています。

 これを見るだけで、どれくらいの人が投資をしており、マネオがどれくらい活発にマーケットとして機能しているかがわかります。

・直近24か月のローン成約額(累計)の推移
・直近24か月の分配額(累計額)の推移
・直近12か月の成約額(累計)推移
・これまでの返済の延滞件数/金額
・これまでのデフォルト件数/金額
・利回り別事業性ローン平均投資額
・年齢別投資家の割合
・一人当たり投資額の人数割合
・一人当たり投資額の投資額全体に占める割合

 他にも、返済実績一覧として、下記の情報を公開しています。このデータを見ることで、貸し倒れリスクをおおよそ把握したり、投資対象の会社別に検討もある程度はできそうです。※企業名はA社などと表記していますが…

・ローン返済実績(事業性ローン)
(貸付件数、貸付金額)
・ローンファンド運用状況
・過去の事業性ローン返済実績一覧(案件別、事業者別)

 マネオのこの情報公開は、非常に参考になります。ほかのソーシャルレンディングサービスでも、ぜひ公表してほしいデータです。

2.クラウドクレジット(Crowdcredit)の投資家への情報提供


 クラウドクレジット(Crowdcredit)は、融資ファンドの実績等は公表していませんが、周辺情報の情報提供にとても熱心です。例えば、下記のようなメニューで情報提供しています。

・社長ブログ
・社員ブログ
・途上国金融ブログ
・マーケット動向

 特に、興味深いのが「途上国金融ブログ」「マーケット動向」です。

 クラウドクレジット(Crowdcredit)は、欧州やラテンアメリカをはじめとする海外の消費者ローンや事業者ローン、延滞しているローンに投資を行うことに注力しているソーシャルレンディングです。

 それ故に、日本の個人の投資家に、その投資対象・地域をよく知ってもらわないと、そもそもお金が集まらないと判断しているのでしょう。だからこそ、途上国の金融状況や、マーケットの動向をしっかり情報提供している。

 この情報、なかなか面白いですよ。

 こうした情報提供があるからこそ、個人の投資家はリスクをとって、お金を出す気になるのだと思います。ほかのソーシャルレンディングも、このような情報提供を進めてほしいです。

3.まとめ


 今回は、2つのソーシャルレンディングサービスの情報提供についてまとめてみました。昨今、あらたにソーシャルレンディングサービスが立ち上がり、分野特化型なものが増えてきている気がします。そういった特化した分野の情報提供に注力すれば、魅力的なサービスになると思うのに、なかなかそういったところはありませんね。

 融資ファンドの組成に忙しく、情報提供にまで手が回らないというのが実情でしょうか。でも、ソーシャルレンディングを一般の人たちにも認知してもらい、投資総額を増やしていくには、積極的な情報提供も必要だと思います。

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