【税金と投資/投資】株式投資信託とソーシャルレンディングとの比較。どちらが資産を早く増やせるのか?

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 投資と聞いて、手軽に、本業の傍らでもできるものと言えば手段は限られます。多くの人が手を出すのは、投資信託ではないかと思いますが、それに加えて、近年注目されるようになったソーシャルレンディングが加わるのではないかと思います。

 私自身も、投資信託とソーシャルレンディングにお金を投じ、資産運用を始めていますが、しばしば思うことがあります。同じ分だけお金を投じるのであれば、より早くお金が増えてくれた方がうれしい。投資信託とソーシャルレンディング、どちらがより効率的にお金が増えるのであろうか?

 そこで、投資信託とソーシャルレンディングでの資産運用をいくつかの観点から比較して、どちらが効率的なのか?を検討してみました。ポイントは、税金となります。

<目次>
1.投資信託の場合、資産が増えたり減ったりするものの、売るまで税金がかからない?
2.ソーシャルレンディングの場合、元金+利益が還元されるたびに税金がかかる
3、結局どちらが資産増加は早い?


1.投資信託の場合、資産が増えたり減ったりするものの、売るまで税金がかからない?


 そこで、まず投資信託について考えてみました。投資信託の場合、日々、価格が変動しています。今年であれば、年明けからグッと価格が低下していますし、中国の低迷、円高、欧州の不穏な動き等々もあり、そもそもの価格が安定していません。その意味で、右肩上がりに資産が増えていくわけではないものです。

 ただし、よく言われることですが、中長期的に見れば、年率数パーセントの資産増加が見込める(そう信じたいところです)。

 ということは、中長期的に売らずに保持し続ければ(もちろん買い増しはします)、将来のある時点で、年率数パーセントで増加したのと同等の資産ができるということであり、途中で売却していない限り、税金(利益の20%程度)はかからないので、増加速度も相応に早くなる(遅くならない)と考えられます。





2.ソーシャルレンディングの場合、元金+利益が還元されるたびに税金がかかる


 一方、ソーシャルレンディングの場合はどうでしょうか?。ソーシャルレンディングの場合は、ファンドの償還期限が明確に決まっており、それまで年率数パーセントの利率が得られるものです。そのため、資産の増加が分かりやすく見通せます。デフォルトしない限り、当初の利率で利益が得られます。

 ただし、償還期限は長いものでも3年程度、通常は1年未満のものが多い状況です。そして、償還期限に達すると、利益額の20%程度が税金として徴収されてしまうものです。

 ソーシャルレンディングの場合、継続的に、ファンドへの投資⇒償還⇒新たなファンドへの投資⇒償還⇒…と繰り返しながら、資産を運用するのですが、そのたびに税金を取られてしまう。つまり、年率数パーセントの利益が得られるけれども、毎年、その8割程度しか手元に残らない。毎年、税金を取られ、資産の増加速度はその分だけ遅くなるのです。

3、結局どちらが資産増加は早い?


 結局、投資信託とソーシャルレンディングのどちらが、効率的に資産を殖やせるのであろうか?世の中の株価の成長速度によると言えば、それまでですが、仮にソーシャルレンディングと同じ程度の年率で株価が上がったと考えてみる。

 その場合、途中で税金を取られない分だけ、株式投資信託の方が、資産の増加速度が早いと考えられます。逆に言えば、ソーシャルレンディングでは、償還ごとに税金を取られますから、その分だけ増加速度は遅くなるのです。

 しかし、よく考えると、投資信託の場合も毎年手数料が取られる。その分、増加速度は遅くなります…こう考えると、机上でどちらが効率的に資産を増やせるのか?と問われても、いまいちはっきりしない…グダグダな結論になりそうです。

 この結論は、実際に投資信託とソーシャルレンディングを一定の期間実施して、実績として比較した方がよさそうです…

 ただし、一つだけ言えることは、ソーシャルレンディングの方が、着実感が得られやすい。株価のように頻繁な上下がなく、着実に利益が積み上がりますから…

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