ソーシャルレンディングmaneoの2016年9月における募集案件数、募集金額の傾向

 9月と言えば、年度の前半の最終月。上期の絞め月ということで、何かとバタバタする時期ではないかと思います。

 毎月恒例ではありますが、最近、利率やリターン、投資のリスクやサービスの評判を気にする人が多くなりつつある、ソーシャルレンディング(融資型のクラウドファンディング)について、9月のマネオ(maneo)のファンドの募集と募集金額の傾向を整理しました。

 以下では、マネオ(maneo)の2016年9月の融資ファンドの募集開始の傾向を整理。

<目次>
1.ファンド募集件数と募集日(2016年9月)
2.融資型ファンド募集総額(2016年9月)
3.1月~8月の募集との比較

1.ファンド募集件数と募集日(2016年9月)


 2016年9月のマネオ(maneo)での融資型ファンドの募集件数の総数は77件でした。9月は募集件数が多い月だったようです。

 1月から9月までの募集件数で見ると、1月78件、2月79件、4月68件、7月71件、6月67件とほぼ同等の9月77件。ちなみに、9月のマネオ(maneo)募集総額はというと、募集総額は1,797,490,000(約18億円)。

 9月の募集があった日は、下図のとおり。一日の最大募集件数は13件。全く募集がなかった期間は最長3日間でした。

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2.融資型ファンド募集額(2016年9月)


 2016年9月のマネオ(maneo)での融資型ファンドの募集額を、日ごとに見たものが下図です。

2016-10-02_0002.jpg

 9月8日が最も多く、約3億円の募集がありました。また、9月27日には約2.5億円、9月16日には2.5億円弱の募集がありました。その他の募集日は、ほぼ2億円以下であり、小規模な募集が分散していた様子がうかがえます。

 前月までを見ると、1月、2月、6月、7月、8月は、4億円以上の募集を開始した日が各1日ありますが、9月は最大約3億円の日が1日あったにとどまります。

3.1月~8月の募集との比較


 2016年9月と1~8月との比較を下記に記載します。

募集件数(件)
・1月⇒78件
・2月⇒79件
・3月⇒50件
・4月⇒68件
・5月⇒43件
・6月⇒67件
・7月⇒71件
・8月⇒39件
・9月⇒77件

2016-10-02_1001.jpg


 1月から9月までの募集件数の傾向を見ると、3月、5月、8月がそれぞれ50件未満と少ない状況です。一方、1月、2月、4月、6月7月、9月が70件程度と募集件数が多い。

 募集件数が多い月でも、80件未満となっており、この傾向を見るとマネオ(maneo)の募集案件組成のひと月当りのキャパシティがおおよそ見て取れますね。

 一方、今後、この募集案件の組成数が約80件/月を大きく超えた時が発生した場合、様々な変化の兆しを読み取ることができると思います。

 例えば、マネオ(maneo)が案件組成体制を強化したのか、リスク基準を少し緩和して案件の数を増やしているとか等です。そんな時には、投資案件の一層の吟味が必要な局面になるのではと考えられますね。

募集金額(円)
・1月⇒2,527,540,000円
・2月⇒2,209,830,000円
・3月⇒1,087,440,000円
・4月⇒1,933,570,000円
・5月⇒1,310,380,000円
・6月⇒1,647,820,000円
・7月⇒2,167,440,000円
・8月⇒1,553,750,000円
・9月⇒1,797,490,000円


2016-10-02_1002.jpg

 1月から9月までの募集金額の傾向を見ると、募集件数が多い月でも、25億円程度となっており、ひと月の案件数と同様に、この傾向を見るとマネオ(maneo)の募集案件組成のひと月当りのキャパシティがおおよそ見て取れます。

 また、ひと月のあたりの件数が変わっていないのに、募集金額が増えた場合には、大型募集案件が増加したことになります。逆に、案件数が変わっていないのに、募集金額が減った場合には、小型募集案件が増加したことになります。

 そのため、今後、後者の傾向が見られた場合には、比較的小規模な融資を求める会社、つまり小規模事業者の融資申し込みが増えてきたということになりますので、一般的にはリスクが高い案件が多くなっているという状況も読み取れそうです。

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