いつものことながら、都内の某所で作業をすべく、移動をしていたところ、東京日本橋近辺では多くの警備員がいるではないか?
何か起きた!?もしくは国賓級の誰かが来るの?
それくらいの大ごとになっていました。地下鉄の出口がいくつも閉鎖され、そして限られた出口から外へ出てみると、日本橋から銀座へと続く大通りが閉鎖され、沿道には路上に敷物を引いた上に多くの年配者が座っている。
ああ、パレードだな…多くの年配者がオリンピック・パラリンピックの凱旋パレードを見るために集まっているのです。
こんな平日になぜ凱旋パレードが?そう思わないでもない。祭りのような雰囲気になっている。ところで、なぜ多くの人がパレードを見に来るのだろうか?
個人的には、見に行くモチベーションが理解できないところです。しかも平日に実施されるパレード…時間が取れるのは年配者くらいしかいないではないか。明らかに年配者向けのイベントなのかしら…
平日に働いている現役世代の方々には、まったくもって不便で仕方がないではないか。
逆に考えてみよう。パレードを主催する側の論理である。凱旋パレードなるイベントを開くメリットはどこにあるのか?
多くの人に自分たちのオリンピック・パラリンピックの成果を知らしめたいということか?それであれば、既に、隠すメディアで何回も何回も報道されている。今更、知らしめる必要はあるのか?
それとも、何か収益につながることがあるのか?テレビ等での放映権や、集客を期待する商業施設等からの収益が期待できるのであろうか?
何らかの形で経済効果○○億円などと効果があるのかしら。
いずれにしても、オリンピック・パラリンピックの凱旋パレードの会場近くを見て、この国の実情が透けて見えた気がする。本当に年配者しかいないのだから。
高齢化社会が進みつつある中で、仕事をリタイアした世代の消費喚起をすべく、あの手この手で、色々なイベントを仕掛けているとも考えられる。そうあくまでもターゲットは年配者なのであろう。
今後とも年配者をターゲットとした取組が多くなると考えられるが、何か違和感がある。現在の経済社会を支える現役世代よりも、年配者を優先する向きが見て取れるから。
現役世代向けでもあるのですよ、というならば、なぜ平日開催なのか。何ともモヤモヤしてしまう。さらに、平日に開催すると、働いている現役世代の負担にならないか。だって、交通が混雑し、仕事にも支障が来るじゃない。
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