ソーシャルレンディングへの投資のご参考に。maneoの2016年10月の募集案件数、募集金額

 10月は、年度の後半のはじめの月です。下期のはじめということもあり、ソーシャルレンディングの投資案件も多く組成されるのではないか?当初、そう思っていましたが、集計してみた結果、意外な結果になりました。

 毎月恒例ですが、最近、ソーシャルレンディングに関するブログやニュース記事が多くなってきて、多くの人に浸透し始めている感があるソーシャルレンディング(融資型のクラウドファンディング)について、10月のマネオ(maneo)のファンドの募集と募集金額の傾向を整理しました。

 これからソーシャルレンディングを始めようと考えている方は、いったいどの程度、ファンドが募集されているの?その金額規模は?などの疑問解消の参考になればと思います。

 以下では、マネオ(maneo)の2016年10月の融資ファンドの募集開始の傾向を整理します。

<目次>
1.ファンド募集件数と募集日(2016年10月)
2.融資型ファンド募集総額(2016年10月)
3.1月~9月の募集との比較





1.ファンド募集件数と募集日(2016年10月)


 2016年10月のマネオ(maneo)での融資型ファンドの募集件数の総数は52件でした。10月は他の月と比べて、多くもなく、少なくもない、募集件数だったようです。

 1月から10月までの募集件数で見ると、3月50件とほぼ同等の10月52件です。ちなみに、10月のマネオ(maneo)募集総額はというと、158,5660,000円(約16億円)でした。

 10月の募集があった日は、下図のとおり。一日の最大募集件数は11件。全く募集がなかった期間は最長4日間でした。

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2.融資型ファンド募集額(2016年10月)


 2016年10月のマネオ(maneo)での融資型ファンドの募集額を、日ごとに見たものが下図です。

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 10月24日が最も多く、約2.5億円の募集がありました。その他には、10月14日には2億円弱、10月8日には1.5億円強の募集がありました。その他の募集日は、ほぼ1億円以下であり、小規模な募集が分散していた様子がうかがえます。

 前月までを見ると、最も多く募集額があった日の2.5億円弱は、他の月と比べても少ないと言えるのではないでしょうか。10月は、あまりファンドの組成がなされてなかった様子が見られますね。

3.1月~9月の募集との比較


 2016年10月と1~9月との比較を下記に記載します。

募集件数(件)
・1月⇒78件
・2月⇒79件
・3月⇒50件
・4月⇒68件
・5月⇒43件
・6月⇒67件
・7月⇒71件
・8月⇒39件
・9月⇒77件
・10月⇒52件

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 1月から10月までの募集件数の傾向を見ると、3月、5月、8月がそれぞれ50件未満と少ない状況であり、この10月はそれに次ぐ案件数の少なさです。一方、1月、2月、4月、6月7月、9月が70件程度と募集件数が多いのは前月までと同様です。

 こうした月ごとの募集件数の変化を見ていくと、40~80件/月程度の範囲でファンドが組成されているようです。現状のマネオ(maneo)の体制では、募集案件組成のひと月当りのキャパシティがこの範囲内ということなのでしょう。

 前回の記事と同じことを述べますが、今後、この募集案件の組成数が40~80件/月を大きく超えた時、逆に大きく下回った時が発生した場合、様々な変化の兆しを読み取ることができると思います。

 例えば、案件数が急激に増えた場合、マネオ(maneo)が案件組成体制を強化したのか、リスク基準を少し緩和して案件の数を増やしているとか等です。そんな時には、投資案件の一層の吟味が必要な局面になるのではと考えられますね。

 また、逆に案件数が急激に減少した場合、マネオ(maneo)のサービス自体に何か異常が発生した等の変化を読み取れるかもしれません。サービスの継続性が危ぶまれる状況の前兆になるかもしれません。

募集金額(円)
・1月⇒2,527,540,000円
・2月⇒2,209,830,000円
・3月⇒1,087,440,000円
・4月⇒1,933,570,000円
・5月⇒1,310,380,000円
・6月⇒1,647,820,000円
・7月⇒2,167,440,000円
・8月⇒1,553,750,000円
・9月⇒1,797,490,000円
・10月⇒1,585,660,000円

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 1月から10月までの募集金額の傾向を見ると、募集件数が多い月でも、25億円程度となっています。ひと月の案件数と同様に、この傾向を見るとマネオ(maneo)の募集案件組成のひと月当りのキャパシティがおおよそ見て取れます。

 また、1月から10月までの募集金額の変化に着目すると、年初めと比べると、各月の総額の変動が小さくなっている様子が見て取れます。単に年初めは急激に募集をかけ、年度末の3月にはその反動で募集総額が減少したとも読めますが…

 あと2ヶ月このモニタリングを行えば、1年間のマネオ(maneo)の募集案件組成状況をまる一年間見てきたことになります。このようなデータを蓄積することで、マネオ(maneo)での投資のやり方を検討できそうです。