投資信託と同じ傾向か!特化型のサービスが続々。新しいソーシャルレンディング「さくらソーシャルレンディング」

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 あなたは、ソーシャルレンディングを行っていますか?

 少しずつですが、ソーシャルレンディングが着実に浸透しつつあるひとつの傍証なのでしょう。

 またもや新しいソーシャルレンディングとして、「さくらソーシャルレンディング」が登場しました。

 この「さくらソーシャルレンディング」も、テーマに特化した融資案件を組成するサービスです。

 このサービスについて今回は紹介します。

<目次>
1.特化型のサービスが出てくることは、ソーシャルレンディングが浸透しつつあることの傍証?
2.地域の活性化を目指す「さくらソーシャルレンディング」では地域の案件組成に特化?
3.誰が「さくらソーシャルレンディング」を立ち上げたのか?





1.特化型のサービスが出てくることは、ソーシャルレンディングが浸透しつつあることの傍証?


 「さくらソーシャルレンディング」という新しいソーシャルレンディングの特徴は、同サービスが述べている通り、「地方に根ざした投資」ということでしょう。

「地方に拠点を置くことで、地方と地方のつながりを大切にして地方に目を向け、地方の活性化につながる投資案件を創造」

 と述べている通り、地域に焦点を当てた、融資案件を組成して個人投資家から資金を募るものです。

 これまで、飲食店等に特化したもの、海外不動産に特化したもの、新興国に特化したもの等、特定テーマの投資案件に焦点を絞りサービス展開してきたサービスのいち形態でしょう。

 振り返ると、投資信託もそうでした。

 続々と特定テーマのファンドを組成し、資金を募るということを繰り返していましたね。

 個人的には、世の中で”太陽光発電”が注目された時期に、雨後のタケノコのように太陽光ファンドなるものが続々と生まれたのを思い出してしまいます。

 ソーシャルレンディングは、数か月から1年程度の期間で、投じたお金の高々数%のリターンとなる投資です。

 そのため、ある程度の試算を形成しようと思えば、何年もかけて投資を繰り返して継続して行く必要があり、言い換えれば、中長期的な視点が必要なものだと思うのです。

 とすると、このテーマ特化型のソーシャルレンディングは、中長期的にお金を投じて資産を形成するのに適したものなのか?

 少し心配になるところもありますね。


2.地域の活性化を目指す「さくらソーシャルレンディング」では地域の案件組成に特化?


 「さくらソーシャルレンディング」は、2016年9月21日に設立された新しい会社です。

 本社所在地は、福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目3番12号 とある通り、地域で活動する企業です。

 ソーシャルレンディングによる投資の募集自体は、ネットを介して行うものであるため、本社が地域であろうが、そうでなかろうが、あまり違いはなさそうです。

 一方、融資案件の組成はどうでしょうか?

 地域に焦点を当てた融資案件を目指す同社にとって、地域に本社があることは一見良さそうに見えますが、福岡県ということは、九州地域のみの案件となるのでしょうか?

 ところが、現時点の組成案件は、下記のとおり九州のものと横浜のものです。

【不動産担保付】さくら九州セレクトファンド1号(オープン記念特別配当)⇒横浜?
さくら九州セレクトファンド4号(オープン記念特別配当)⇒鹿児島
さくら九州セレクトファンド3号(オープン記念特別配当)⇒鹿児島
【不動産担保付】さくら九州セレクトファンド2号(オープン記念特別配当)⇒横浜?

 地域の案件を組成したくても、融資案件に仕立てられるものが十分集められるのか、難しいところがあるのかもしれません。

 それに地域といっても、九州だけではないでしょうから、福岡に本社があることが必ずしもデメリットとならないとは言い切れないのではないかと。


3.誰が「さくらソーシャルレンディング」を立ち上げたのか?


 この新しい「さくらソーシャルレンディング」を立ち上げたのは、さくらソーシャルレンディング株式会社 代表取締役 岩田 直樹氏です。

 同氏の経歴がWebサイトの記載されていました。

 愛媛県生まれ、大分県育ち。地元大分にある父の会社を継承、とのことで九州地域でこれまでの事業活動をしてきた型のようです。

 とすれば、九州地域での融資案件組成は、一定程度実現が期待できます。

 ところで、他の地域の案件組成はどうでしょうか?

 今後、そのあたりを見ていく必要がありそうです。

 一方、同氏は、地方創生に繋がるであろうドローンビジネスもローンチし、株式会社ドローンラボ 代表取締役、一般社団法人ドローン大学校 理事にも就任、とあり、新たしい技術の活用にも関心があるようです。

ソーシャルレンディングとドローン。


 対象とする技術や知識が異なるものを並行して、取り扱うとは、かなりバイタリティのある方なのではないかと…

 ただし、どちらの事業も地域活性化のために役立つという考えによるもののようですね。

 その意味では、趣旨一貫した活動をしている方のようです。

 いずれにしても、雨後のタケノコのように生まれているソーシャルレンディング。

 そのすべてに口座を作って、投資していくには、かなり手間がかかると思っています。

 中長期的に安心して投資できるサービスかどうか、一定期間見定めることが必要かと考えているところです。