IKEA(イケア)での買い物は、いつでも、どんなときでも、お得なのかしら…

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 友人の中に、大変なイケア大好き人間がいる。皆さんの身近にも、それなりの人数のイケア大好き人間がいるのではないだろうか。しばしば、それほど大きな買い物をするわけではないのに、ちょっとした小物雑貨を買うためだけに、足しげくイケアに通っている。そんなイケア大好き人間である。

 しかし、普通に考えてみると、世の中のほとんどの人にとって、イケアは簡単に行けるお店ではない。そもそも店舗数は日本全国で考えても、かなり少ない。また、お店のサイズが一店あたりでとても大きいことから、市街地ではなく、郊外に立地している。

 そんなイケアという店舗について考えると、イケアに頻繁に買い物に行くことは、経済合理性の観点からは、あまりお勧めできない気もしている。

 以下では、そう考えた理由を整理したいと思います。

<目次>
1.小物を買うだけでは実のところお買い得ではない?
2.商品を買うという行為に係るコスト(時間、体力)が見合わない
3.そうであるならば、他の価値がないと、イケアでの買い物は不合理である





1.小物雑貨を買うだけでは実のところお買い得ではない?


 イケアと言えば、多くの人が頭に思い浮かべる点として、「安くてオシャレ」な家具や雑貨等が買えるということではないか。私の友人であるイケア大好き人間も、しばしば「イケアは安い」を連呼しています。

 しかし、安いと言えば安い商品が多いのであるが、トータルで考えた場合、必ずしも安いわけではないのかもしれない。

 というのも、多くの人にとってイケアは遠い場所にある店だからである。お店に行くだけで、相応の交通費がかかってしまう。その交通費を含めて考えると、程度の差はあるが、商品が安いということはどれほどのメリットになるのであろうか。


2.商品を買うという行為に係るコスト(時間、体力)が見合わない


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 加えているならば、イケアの店舗までは遠いことから、相応の移動時間と移動のための体力を消費しなくてはならない。ちょっとした遠足並みの時間と交通費がかかることもしばしば。

 それを考えれば、買い物を単に必要な品物を購入する行為と捉えるならば、多少商品の値段が高くても、自宅に近くてすぐに購入できるお店で買った方がよいのではないか。

 さらに言うと、イケアの店舗はかなり大きい。一つの店舗でも、店内をかなり歩かないと商品は買えない。それだけ苦労して、体力を消耗して商品を買うことに経済合理性はあるのであろうか。

3.そうであるならば、他の価値がないと、イケアでの買い物は不合理である


 小物雑貨のみをイケアで買うことは、上記の理由により、多くの人にとって合理的ではない。確かに商品自体は安いかもしれないが、それを買うまでに支払うコスト、消費するリソースが尋常ではない。

 それなのに、イケア大好き人間は、なぜわざわざイケアに行って小物雑貨を購入するのであろうか。そこに疑問を感じているのである。

 敢えてその理由の仮説を言うのであれば、単に必要なモノを購入するという行為以外の価値を、イケアでの買い物に含めて考えているのではないか。そう、レジャーである。

 大きなお店に配置された、オシャレな家具や雑貨を見て回り、買うつもりもない商品の山を見て、楽しむというレジャーにコストを支払っているのである。

 イケア大好き人間の「商品が安い」からイケアに行く、というのは一つの言い訳であって、実際にはレジャーに行っているのである。そして膨大なコストを投下しているのである。

 本人もそれを自覚して、「安いからイケアに買い物に行く」というのではなく、「レジャーとしてイケアに行く」と言ってくれれば、こちらとしても納得なのであるが…