一度手放した本は戻ってこない?数学の書籍に関するあるある話

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 昔買い込んだ書籍を売り払ってしまう。引越しや大掃除などの機会に、どうしても場所を取ってしまう書籍を処分した経験のある方は多いことでしょう。

 その時は不要だと思っていた書籍。古い本だし、もう使わないし。だから捨てるか、売るか、してしまいましょうと…

 多くの書籍の場合、購入してから10年もたてば、ほとんどあらためて読み返すことはないくらい、陳腐化してしまうことでしょう。そして、新しい書籍なども出版されているため、新しく出版された本を購入すれば事足りる。

 しかしながら、数学に関する書籍では例外もあります。数学の本は、10年経とうが記述されている内容は陳腐化せず、常に使える理論が記載されているのです。

 そして、購入する人がそもそも少ない書籍の分野であることもあり、出版数は少ない、直ぐに絶版になる…一度手放してしまうと、数年後に大きな問題に出くわすのです…

 今回はそんな話の実例を紹介します。

<目的>
1.引越しを機に数学関連の本を手放す
2.「スペクトル法による数値計算入門」は重要書籍であった…
3.ところで実は1つのサイトでは中古品がありますが…





1.引越しを機に数学関連の本を手放す


 書籍はかなりのスペースを取ります。普段は、それでも家の中の至る所に工夫して保管しておけば、何とかなるものですが、引越しや大掃除などの場合には、かなり問題になります。

 特に引越しの場合、量が多くスペースをとり、更にかなり重い書籍を引越し先に持って行くの?という問題に直面するのです。送料だけでもバカになりませんし、引越し先でのスペース問題もあります。

 そのため、引越しのたびに、保有している書籍の何割かは、捨てるか、下取りに出されることになります。もちろん、この分野の本は絶対に手放したくないというものがありますため、それは死守しますが…

 それでもすべてを手元に残しておくことはできませんので、その瞬間は、捨てても仕方がないか…と思うものが大半。しかし、その中で後で悔し涙を流すことになる書籍もあるのです。


2.「スペクトル法による数値計算入門」は重要書籍であった…


 まさに悔し涙の対象となった書籍があります。それが「スペクトル法による数値計算入門」です。この本、かなりマニアックなテーマの本であり、他に類書もありません。購入当時を思い起こせば(2004年頃)、どこの本屋にも置かれていたため、引越しの際に「必要になれば、また買えばいいし…」などと思ったのが間違えでした…

 やはり必要になるときが来るのが数学関連の書籍の定めなのですね。最近この書籍を読まなくてはならなくなりました。手元にあった書籍が今はない。仕方がないのでネットで検索を掛けたところ、1つの通販サイトをのぞき、全てで「在庫なし」となっているではないですか!!もちろん中古品を含めてです。

 自分が下取りに出したあの書籍は今どこにあるのでしょうか…残念で仕方がありません。

3.ところで実は1つのサイトでは中古品がありますが…


 ところで、上記では1つの通販サイトを「のぞき」と記載しました。そうなのです。1つだけ中古品を扱っているサイトがあるのです。どことは言いませんがあるのです。

 ただし…です。なんと価格が低下の3倍以上につりあがっているのです!既に絶版して市中に出回っていない書籍ですから、需要とニーズの関係で価格が吊り上がる…ということなのか?

 必要だけど、さすがに低下の3倍も支払うのは困難です。別に書籍のコレクターであるわけではないので、そこまで払えません。私のニーズはあくまでもその書籍に記載されている知識を取得し、活用するところにあるのです。

 本自体を保有することは二の次です。

 そのため購入をあきらめ、図書館に閲覧しに行くことを考えています。少なくとも国会図書館には蔵書として存在しているようですので。