マネオの投資者数が減少に。ソーシャルレンディングへの注目に陰り?


 本年当初、ソーシャルレンディングに注目が集まり、多くのメディアや個人ブログなどでの記事が大量生産されていました。

 それから早くも半年余り。現状、ソーシャルレンディングへの注目度は以前と比べれば落ち着いてきた感があります。

 定期に整理している事項ですが、国内最大のソーシャルレンディング「マネオ(maneo)」の投資者数について、現時点の状況を見てみました。

 これまでとは、異なる局面にソーシャルレンディングが入ったのではないかと考えられる結果が見られました。

<目次>
1.2017年7月時点での登録ユーザ数、投資者数
2.登録ユーザ数は増えているが、実際の投資者数は減少に
3.あれほど急増していた投資家がなぜ?減少に転じた要因は…





1.2017年7月時点での登録ユーザ数、投資者数


 まず、マネオの2017年7月22日7時18分時点での登録者数を見てみると、50,253
となります、5万人の登録者数に到達する等規模が大きい。ただし、日本の総人口に対する割合で見れば、ほんの0.04%程度ですが…

 一方、登録ユーザの中で、この時点で実際に投資を行っている投資者数を見てみたものが下図となります。こちらは投資金額ごとに人数を見ています。

2017-07-22_0001.jpg


 これを見ると、「100万円未満」の投資をしている投資者数は4,743人、同様に「100万円以上200万円未満」が1,523人…と続きます。

 パッと見、相応に多いよね…と思われるでしょう、しかし、今年の4月時点での投資者数と比べると、大きく投資者数は減っているのです。

2.登録ユーザ数は増えているが、実際の投資者数は減少に


 そこで、2016年1月から、不定期に取得してきたマネオの登録ユーザ数および投資者数のデータを下図に示します。

2017-07-22_0002.jpg


 この結果を見ていただくと分かる通り、2016年1月から2017年4月までは登録者数、投資家数ともに右肩上がりでした。

 特に、投資者数/登録者数で見ることができるアクティブ投資者は、2017年4月までどんどん増加していたのです。(下図)

2017-07-22_0003.jpg


 しかしながら、今回2017年7月時点で、登録者数、投資者数を見てみると、登録者数は順調に増加しているにもかかわらず、投資者数は減少に転じているのです。

3.あれほど急増していた投資家がなぜ?減少に転じた要因は…


 上記でお分かりのとおり、今年初めころまでは、ソーシャルレンディングがかなり注目され、マネオにも多くの人が参加してきたわけです。

 そして、登録者数という点から見れば、それは現在もその傾向は続いているところではあります。だからこそ、登録者数は継続的に増加。

 しかし、実際に投資している投資者数が伸び悩み、逆に減少に転じているのはなぜでしょうか?関心がある人が多いが、投資はしない?せっかく登録したのに?

 この辺り、一つ思い当たるのは、最近のマネオで組成される投資案件の状況です。特定の4社程度の投資案件ばかりが組成されているということが挙げられます。

 大規模な資金調達ニーズがあるのはわかるのですが、同じ会社向けの融資案件ばかりでは、リスク分散投資したい人にとっては、魅力を感じない…マネオにせっかく登録して投資できるようにしたのに、同じ会社向けの案件しかなければ、そりゃ、投資をしませんわな(控えるよね)…

この記事へのコメント

タカチン。
2017年07月28日 20:05
特定の4社程度の投資案件ばかりが組成されているということについて、maneoに問い合わせてみました。以下が回答です。

大変お世話になっております。
平素より、当サイトをご利用頂き、誠にありがとうございます。

お問い合わせ頂きましてありがとうございます。

弊社では分散投資をお願いしております。
しかしながら募集の規模等により借り手の事業者様に
偏りが発生してしまうのが現状でございます。

今後、営業努力を続け、より多くの事業者様への投資が
可能になるように努めてまいります。

今後ともご愛顧賜りますようよろしくお願い申し上げます。
cafework
2017年07月28日 20:31
情報共有ありがとうございます!
maneoも偏りが生じていること認識しているのですね。

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