仕事量が減ったから楽になったというのがテレワークの実態なのではないのか

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一気に身近になったテレワーク。通勤電車に揺られることもなく、感染症の危険性も回避できるということで、ある程度の人たちが実施した取組です。

私自身も、過去に類を見ないほどのテレワーク実施っぷりに、驚きつつ、その生活様式の変化に驚いています。日々会社に通勤し、夜遅くまで勤務していたのがウソみたい。

仕事から、わずか30秒で家事に取り掛かれる。宅配便の受け取りをいつでもできる環境。多くの人が今までの生活とは異なるメリットを感じたのは確かではないだろうか。

ごくプライベートな範囲に限定すれば、こうした生活が今後も続けば…と感じてしまう人も多いのではないか。その様子は、5月24日付のニュースで、日本生産性本部から「新型コロナ収束後も「テレワーク続けたい」6割超」という結果が出たと報道があったことも一つの傍証ではあるであろう。

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では、なぜ人々はテレワークを望むのか。上記の通り、通勤時間が無くなるなどなど、メリットとして挙げられるものも多い。しかし本当のところは、この新型コロナウイルス感染症の影響で、そもそも従来の業務量と比べて、格段に業務量が減ったことによるものではないかと思うのです。

あらためて言うと、「この4月から5月にかけて、世の中の多くの企業において、仕事が少なくなった…」ということに尽きるのではないか。

業量が少なくなれば、必然的に一人一人の社員の仕事も楽になる…それに加えて、テレワークというプレッシャーの少ないプライベート空間で過ごす時間が増えるのであるから、多くの人が楽に感じるのも納得です。

ただ、ですよ。この状況がそのまま続くものなのか?多くの人が従来と変わらない給料をもらいつつ、減少した業量のままで、企業の存続が可能なのか?そう考えてしまいます。

恐らく、それは無理でしょう。

給料を減らしつつ、テレワーク環境での働き方を続けるのか、一転、テレワークからもとの通勤+会社での深夜までの勤務、という働き方に戻るのか。

もちろん、各会社の創意工夫で、給料を維持しつつ、テレワーク環境での働き方を実現するところも出てくるでしょう。しかしそれは一握り。多くの会社では元に戻るか、ドラスティックに経費削減の名のもとに、給料を減らす、経費を減らすなど、ある意味での働き方の改悪が始まるのかもしれません。

このコロナ禍をきっかけに、ある意味での働き方改革が、本格的に進むのではなかろうか。そう思わざるを得ません。