新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、現在の世界各国・地域ではどんな生活になっているのか?

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 日本では、今週の月曜日である5月25日に、全ての都道府県で緊急事態の解除が宣言されました。

 5月25日近くには、日々公表される新規感染者数が明らかに減少していたこともあり、安倍首相による緊急事態の解除を待たず、多くの人々が少しずつ、普段の日常に戻ろうという気になったかと思います。

 街に出てくる人の数も多くなり、一定の割合の人々がマスクすらしないで出歩く姿も良く見かけるようになっています。

 ある意味、警戒感が薄れてきているのだなぁ…と思わざるを得ない状況です。

 まだ完全に新型コロナウイルス感染症が収束したわけではなく、この東京都の中でも、現状でも日々10人前後が新規に感染しているわけであるし、あらためて考えるとこの状況は少し不安を感じるわけです。

 一方、日本の状況だけではなく、世界の他の国・地域はどうなっているのか気になるところです。感染者数が日本と比べても格段に多い欧米の国々はまだまだ厳しい制限化にあるのでしょうか?

 各国政府等の発表ではなく、そこに暮らす人々の実感を知りたいなぁと思っていたところに、下記のような記事が配信されていました。

 一生活者の視点から、各国・地域の状況が見て取れてとても参考になります。

「コロナと生きる」新しい日常ってどんな感じ?各国に住む人たちに聞いてみた
https://news.yahoo.co.jp/articles/08b28b435aaa5d957a0e0e6fe31aa1735d45f777?page=1






〇一足先に、感染拡大を抑え込んだ中国での新しい動き
 中国では、真っ先に感染拡大を抑え込みつつありますが、その一方で打撃を受けた経済活動を回復させるべく、様々な動きが生まれています。

 その中でも、サービス業では「無接触」「消毒済み」等をPRしつつ、売上獲得に動きつつあるようです。そこで暮らす人の目線から見ると、例えば、下記のような動きが見られるそうです。

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・ホテル予約サイトでもフィルタに「無接触」「消毒済み」等の表示。
・タクシーや施設内のエレベーターなど、多くの場所には「今日消毒しました」と書かれたステッカーが貼られる
・ホテルでは、チェックインなどを対面でしないなど、人と接触する機会を最低限に減らしたサービスを提供。
・アルコールスプレーや消毒ジェルがアメニティとして提供するホテルも
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 直近では確かに顧客の安心感を醸成するために、「無接触」「消毒済み」等の表示は必要ですね。ただ、一過性のPRになりそうです。

 一方、政府による感染拡大防止の取組として、マスクを着用していないと施設を利用できないようにすることや、QRコードでの人々の健康管理が不鬱に行われているようです。

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・マスクを着用していないと、公共施設や電車なども利用できない
・「健康コード」は、人々の健康状態や移動履歴などを管理するQRコード。街中の各所で健康状態であることが証明する必要がある。・ジムやオフィスビルなど人混みになる場所はだいたいこのコードを提示しないと入れない。
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 こうした取組は、さすがに中国だと感じます。日本ではそこまで厳しく制限をすることはできないかな…

〇中国についで、感染を抑え込んでいる韓国は?
 韓国では、食材・日用品の買い物もオンラインで行う人々が多くなっているようです。スーパーでさえ感染リスクがありますから、オンラインで人混みに行かないという選択の結果でしょう。日本でも一定程度、オンラインでの購入は浸透しているように感じます。

 一方、日本とはちょっと異なるのが、スマホに感染情報などメッセージが届くということ。日本でも一部の自治体は、独自に感染情報などをこまめに配信するところがあるようですが、市民のGPS情報まで活用して、詳細に情報を届けている日本の自治体はあるのかしら?

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・感染リスクがあるスーパーに行くより安全。オンラインで食材なども購入
・各省庁・自治体から、クラスター(集団)感染情報などがスマホに届くメッセージを重宝。GPS機能で、ユーザの位置情報が分かるため、近隣の感染情報などが得られる仕組み。
・メッセージは数時間ごと、多い時には1時間に何通も届く。
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〇カナダでは、日本より格段に迅速な給付金の提供が実現している
 日本で今問題となっている給付金。申請してもずっと待たされ、いつになった提供してもらえるか分からい状況ですが、カナダでは、月2000ドル・最大4カ月分のスピード感のある給付金が実現されているようです。

 また、国民のみならず、ワークホリデーなどで滞在している外国人にも速やかに提供しているところは凄いなあと。

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・ある一定の条件を満たす住民は緊急対策給付金(CERB)を月2000ドル、最大4カ月受け取れる。
・ワーホリで滞在している外国人や留学生も受給できる。
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 また、交通機関についても日本と異なる実態がありますね。トロントの地下鉄では、乗客同士が間隔をあけて座るように工夫がなされているとか。

 日本の東京の地下鉄では、乗客同士が、無言のうちに、暗黙の裡に、一席開けて座るという連携プレイが見られましたが、緊急事態の解除が宣言されてからは、乗客が増えすぎて、一席開けて座ることすらできなくなっている…

 日本の交通機関はこれでいいのかしら?

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・カナダでも日本と同様、外出制限でリモートワークが実施されたが、緩和後もリモートワークを継続する企業も多くある。
・トロントの地下鉄では、乗客同士が間隔を開けて乗るように、座席に「ここに座らないでください」というお知らせが貼ってある。
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〇フランスも順次、社会・経済活動を再開し始めている
 フランスでも少しずつ、段階的に社会・経済活動を再開し始めているようです。

 収束傾向の地域では、市民への外出を認め、百貨店など商店は営業再開が認められ、感染リスクが高い飲食店やプロスポーツの試合などは6月に再開が判断される状況だとか。

 一方、お国柄でしょうか、外出時のマスク着用必須が政府より指示されているにもかかわらず、街中ではあまりマスクを着けていないのだとか。

 日本では、政府がマスク着用を指示することなく、多くの国民がこぞってマスクをつけようとしているのにね…

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・5月11日から、感染状況などで地域をゾーン分けし、収束傾向の地域では市民への外出を認め、百貨店など商店は営業再開が認められ。
・感染リスクが高い飲食店やプロスポーツの試合などは再開が見送られ、状況をみて6月に営業再開を認めるか判断。
・お持ち帰りやデリバリーだけで、なんとかやっているお店が多い。
・政府は、外出時のマスク着用を必須としている。地域の役場から1人に対し2枚のマスクが配られている。しかし、見た感じでは約8割以上がマスクをしていない様子。
・教育機関については、5月11日から幼稚園や小学校から段階的に再開
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 以上、Web記事「「コロナと生きる」新しい日常ってどんな感じ?各国に住む人たちに聞いてみた」を基に、世界の様々な国・地域の状況を見てみました。日本と違うところ、日本よりしっかりしているところ、していないところなど、関心をもって状況を知ることが出来ましたね。

 こうした他国を見た上で、日本として、新型コロナウイルス感染症を拡大させないための、新しい日常をどうしていくべきか、個人的にも少し考えるところが出てきますね。