新型コロナウイルス感染症の影響と直近の株価上昇に関する違和感

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 ここ最近、日経平均株価が新型コロナウイルス感染症の影響が出始める前の水準にまで回復している。2020年6月5日時点では、2万2,863円。2020年2月中旬ころの2万3,000円台とほぼ同等程度になってきた。

 この日経平均だけ見ていると、急速に景気回復の見込みと多くの人が考えているのか。しかしながら、様々な報道によれば、新型コロナウイルス感染症の影響による解雇が6月初旬時点で2万件以上になったことや、倒産件数が200件を超えたこと、さらに日本の大手電機メーカ・自動車メーカなどでも数百億~数千億円の赤字となるなど、まだまだ景気回復という感はない。

 同様に、米国のニューヨーク株式市場でもでも株価上昇傾向が顕著になってきているとの報道もある。米国でも失業率が戦後最悪水準に悪化したという雇用統計の発表があったばかり。それにもかかわらず、株価上昇となっているという。

 そのため、今後一層の景気悪化となるのではないか、という感覚もある人も多いのではないか。にもかかわらず、この急速な株価の回復はどうしてなのかしら?

 ただ一つあるのは、現在の株価上昇の要因として、各国政府による強力な金融緩和。金融緩和により株価上昇を支えていることか。某専門家はこの状況で「目先の株価はまだ上がる可能性は高いが、かなり割高の水準。そして、中期的には不透明」と見ているようである。

 さて、この状況を踏まえて、個人として、株式投資をどう判断したらよいか悩む。某専門家の発言も参考に、当面株価は上昇していくとみて、資金を積み増していくのか…。ここはじっと我慢を重ね、次なる株価下落のタイミングまで待つか。

 現在、新型コロナウイルス感染症対策として日本政府は膨大な資金を投入している。しかしよくよく考えてみると、それらのお金は我々国民の税金。となると、今後、いずれかの税金が上がることになるのは明白である。

 また、民間企業でも大きなダメージを新型コロナウイルス感染により受けており、給料の増加なんて無理で、むしろ給料の一部削減なども大いにあり得る。

 そんなダブルパンチがあるかもしれない今後。

 そう考えると、その税金増加分だけでも、給料の減少分だけでも、投資等でカバーできるようにしたいと考えている今日この頃である。