スパコン性能ランキング世界一を受け「2位じゃ駄目なんでしょうか」の過去を振り返る

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 報道で、スーパーコンピューター性能ランキングで日本の新型機「富岳」が世界一になったとの知らせがあった。理化学研究所と富士通が開発した「富岳」が首位を獲得し、世界一は日本として8年半ぶりとのこと。

 現在、スーパーコンピューター開発を主導するのは、世界で米国と中国であり、2強体制であったと言われています。そこに、日本が風穴を開けた形。

 過去、旧民主党の政権時に事業仕分けなるパフォーマンスがありましたが、その際に、現在の立憲民主党の蓮舫副代表がスパコン開発を巡り「2位じゃ駄目なんでしょうか」と発言したことが、思い出されます。

 すかさずメディアも、このニュースを踏まえ、蓮舫副代表からのコメントを取りに走っていて、そのコメントがニュースにもなっている。メディアの人の行動力もすごいな…など変なところで感心してしまった。

 いずれにしても、日本が開発したスーパーコンピューターが性能面で世界一を獲得した。もちろん開発競争は今後も日々行われていくものであり、今回の「富岳」を超える性能を持つコンピューターも直ぐに米国や中国で開発されるであろう。

 その意味では、今回の世界一は、ある瞬間的な事象に過ぎない。大事なことは、例え一時であっても世界一の性能を生み出せる技術力を作り出せたこと。そして、その技術力を他の製品・サービス開発につなげていくこととであろう。

 もちろん、明確な因果関係、つまりスーパーコンピューターで培った技術力がどの製品にどのくらい寄与したかなどは明確には計測できない。しかし、こうした事実(世界一になった)を踏まえ、今後、日本のメーカなどの技術力向上、ひいては経営的な成功を行っていかねばならない。

 そうでなければ、多くの国民から「2位じゃ駄目なんでしょうか」という思いを抱かれても仕方がない、と言われてしまうであろう。世界一は大変喜ばしいことではあるが、ただその成果を日本企業や日本の強みにつなげていける取組が一層求められるということであろう。





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